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NEWS

12

Jul.

2017

空き家対策特別措置法完全施行!!

平成27年2月26日に施行された空き家対策特別措置法は、一部条文の施行が留保されていましたが、同年5月26日から完全施行されました。

 

【空き家対策特別措置法をわかりやすく説明】

 

空き家対策特別措置法とは?

 

「空家等対策の推進に関する特別措置法」(通称:空家対策特別措置法)は、
空き家の実態調査
空き家の所有者へ適切な管理の指導
空き家の跡地についての活用促進
適切に管理されていない空き家を「特定空家」へ指定
特定空家への助言・指導・勧告・命令
特定空家への罰金や行政代執行

 

なぜ?空き家対策特別措置法ができたの?

 

少子高齢化などの影響で今後も増えていく空き家。
管理されてない空き家が、

火災などの原因になったり
ゴキブリやねずみなどの害虫が発生して不衛生になったり
倒壊しそうなボロボロの状態で景観を悪くしたり

など悪い影響を空き家のまわりに住む人たちに与えているので、まわりに住む人たちの生活や環境を守ったり、国として空き家の対策をしていく必要性が高まってきたためです。

 

なぜ?空き家にしておくのか?

 

固定資産税の関係で空き家のままにしていた所有者は多いと思います。
空き家のままにしておくことにより、建て壊して土地にしてしまうよりも最大で1/6まで固定資産税が優遇されます。

 

空き家 固定資産税1倍

土地  固定資産税4.2倍
(※土地の固定資産税は評価額の70%が課税標準額となるため、6倍×70%で4.2倍となります。)

 

建て壊した後の活用方法が具体的に決まっていなければ、空き家のままにしておいたほうが固定資産税が少ないのでメリットがあるからです。

 

空き家所有者への影響は?

 

空家対策特別措置法により空き家を適正に管理していない所有者に対して、市町村が助言、指導、勧告といった行政指導、そして勧告しても状況が改善されなかった場合には命令を出すことができるようになりました。

そして所有している空き家が「特定空家」に指定されてしまうと土地にかかる固定資産税の優遇措置が適用されなくなるなどの大きなデメリットがあります

 

どんな状態だと「特定空家」になるの?

 

そのまま放置すると倒壊したりするなどの危険を与えるおそれのある状態の空き家
衛生的に有害となるおそれのある状態の空き家
著しく景観を損なっている状態の空き家
その他、周辺の生活環境を守るために放置できない状態の空き家

 

役所から所有している空き家の管理について、助言、指導、勧告、命令があった場合、すぐに役所の担当者へ連絡し、改善を行うという意思を伝える必要があります。
「特定空家」指定への流れ

 

空き家の調査

特定空家に指定

助言・指導

命令 ※違反すると50万円以下の罰金

行政代執行

 

「特定空家」になるとどうなるの?

 

「特定空家」に指定されてしまうと、その状況が改善されるまで固定資産税の優遇措置が適用されず、従来の土地の税金の6倍を支払う必要があります

「特定空家」に指定されても、原因となっている状態が改善できれば解除されます。

改善できない場合は、行政が所有者のかわりに対処して、その費用を所有者に請求する「行政代執行」が行われる可能性があります。

 

空き家の所有者はどう対応すればいい?

 

空き家対策特別措置法の実施によって空き家を放置したままの状態にしておくことのリスクは高まってしまいました。

・所有している空き家がどういう状態なのかをきちんと把握すること。

・所有している空き家をどうしていくのかの問題を先送りにせずに考えて早めに対処していくこと。

が非常に大事になってきます。

現時点で所有する空き家が「特定空家」に指定されてしまう可能性、また放置したままの状態で将来的に「特定空家」に指定されてしまうリスクについて考えてみましょう。

今後、少子高齢化でますます住宅需要が少なくなることや新しく建てられた物件との賃貸や売却物件としての競争力なども考えていくと、空き家の活用や処分についての問題を先送りにすることのメリットはほとんど無いように思えます。

 

空き家をどうしていけばいい?

 

どうしていくことが最適なのかは、空き家やオーナー様のご状況にもよるので各々で答えは違ってくるかと思いますが、主に下記の選択肢があるかと思います。

 

管理する
売却する
賃貸する
解体する
活用する etc

 

空き家対策特別措置法の実施は、空き家の所有者としてはリスクが増えてとてもこわい法律ではありますが、逆に先送りしていた空き家の問題に早めに対処することで、固定資産税だけ発生していて悩ましい空き家を資産へと変えるよいきっかけにもなりえると考えています。

 

 

オーナー様の立場にたったサポートがいろいろなかたちでできると思いますので、空き家のお悩みやご相談などがございましたら、ぜひ、お気軽にご連絡してみてください。